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個体識別からわかること その1。

09 10, 2011 | 大型カモメ

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大型カモメ類を長年観察しているとその個体によっての個性的な形や模様、
また同じ地域で越冬することや、さらに細かい好きな場所などの条件から
個体識別ができる個体が意外と多いことに気が付く。

ただ、なじみのない人には当然疑問を持つ人が多いし、その手の質問をよく受ける。

その疑問もわからなくはないけど、同じように個体識別ができている鳥仲間にこの話をすると、
大体、「そうとしか思えない」と言うような答えが異口同音に返ってくるから興味深い。

もちろん、渡来数自体が少ないカナダカモメ等の種類の方が個体識別はしやすいし、
さらにこれは同一個体だ!と第三者に言い切るのに至るまでには、
写真等で模様の位置や体の作りなどを、細心の注意を払って確認した後のこと。

今まで個体間違いをやらかしたことが度々あるので、今後もその辺は慎重に行きたい所ですね。

そんな個体識別のメリットとしては、渡来年数や越冬地での行動範囲、
初認や終認等の記録、加齢に伴う模様の変化等、様々なことが挙げられる。

また幼鳥から何年も渡来が続く個体に関しては、今まで一般的に言われてきた、
模様による年齢識別を再考することもでき、とても参考になる。

そんな個体識別の前提の上で、今回扱うのはコチラの種。

モンゴルセグロカモメ
2004年12月 モンゴルセグロカモメ

この個体は2004年の12月下旬で道南に観察したモンゴルセグロカモメ成鳥。
左は登別での観察で、右はなんと2日後に噴火湾を挟んだ対岸、旧砂原町(現森町)にて。
離れた場所で同じ個体を発見してとても驚いた記憶が懐かしい。

冬の道南での優先種はオオセグロカモメで、この手の色をしたカモメ自体そう多くはない。
セグロカモメ類の場合、渡島半島の噴火湾側、しかも結構南にいかないと個体数自体が
増えてこないという中で、太平洋側でのモンゴルセグロカモメというのはとても目立っていた。

しかもこの個体は種としてわかりやすい体型に模様、それでいて脚や左翼の角度等、
個体としての癖も多かった事が功を奏し、検証前から直感的に同一っぽい!
と兄弟二人で盛り上がったことを覚えている。


モンゴル図
地図

観察地の位置関係は上の図の通りで、直線距離で57.6km程離れていた。
ただ、偶発的な観察でわかり得るのはこの程度で、この移動が南下なのか、
日常の行動範囲なのかが気になるところ。

さらに面白かったのが翌2005年の12月下旬に旧砂原町の同所で同一である、
この個体を発見したこと。

モンゴルセグロカモメ
2004年と2005年の比較写真。

当たり前だけど、斑の質や量、翼のパターンさらに脚や翼の癖まで一緒に見える。

この個体は少なくともこの2シーズンに関して、12月下旬に同所の砂浜で確認された。
これはこの個体にとってこの付近は通過地もしくは越冬地として利用する重要な環境
だと考えられる。かなり地道だけど、そういった発見をしたときの喜びは大きい。

種類や年齢の識別でさえややこしいとされる大型カモメ類。
さらに個体識別まで始めてしまうとその奥深さからますます抜けられなくなる。

まあこちらとしては楽しくてしょうがないんだけども。
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