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Hiraku Senzaki

Author:Hiraku Senzaki
 
このブログの本家サイトは、
Birding of Kitahiroshima です。
雑記、雑感等鳥に関する
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飲み込むのはいつ!?

09 29, 2011 | 海鳥

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今年の1月、なべよしさんから誘われてオホーツクへ行った時のこと。
到着メールの返信が「ハシジロアビが近いよ」とのことで、最初はそちらに行くことに。

まだいてくれよ~との願いどおり、到着した漁港には巨大なハシジロアビがいてくれた。

ハシジロアビ
ハシジロアビ

成鳥夏羽→冬羽に換羽中の個体。
さとさんも交えて5人で観察。たまに近くに来てとても楽しい。やっぱりでかい。

観察中、何度か捕食シーンを観察する事ができた。

ハシジロアビ
カレイ類の幼魚を食べる。

潜水の後、カレイを加えて上がって来ることが度々。

ここからが興味深かった。
この後、上空から盗賊を試みるオオセグロカモメに襲撃を受けるんだけど、
なんとハシジロアビはカレイをくわえたまま水中へ。

その後上がってきた時はカレイもなく随分としれっとしていた。
その時はカレイには逃げられたのかな!?とか思っていたのだけれど…。

ハシジロアビ

次に捕食した時は、オオセグロカモメの邪魔もなく普通に飲み込んだ。
この個体はカレイが好きな様子。

ハシジロアビ

しばらくしてもう一度カレイを捕まえて上がってくる。
写真のようになかなか飲み込めない様子。そのまま潜ってしまった。
が、上がってきた時にはくわえていない。ただ、表情は満足げに見える。

もしかして水中で飲み込んでいるのではないか!?

そう思って先ほどの写真を見てみると、

ハシジロアビ

喉元に膨らみが!!
やっぱり水中でカレイを飲み込んでいた様子だった。
さらに他の写真を見てみると嘴から大量に水が滴っている。

どうやら水中で餌を飲み込むことが出来るらしい。

この技はハシジロアビだからなのか、アビ類全般の特技なのか、
はたまた多くの海鳥に共通するのかはわからないけど、興味深い観察が出来たことには間違いない。

ハシジロアビ

めったに見られない種類だけど、今回も濃い観察ができました。
やっぱり近くで見られるっていいねぇ!
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続・イヌワシ

09 25, 2011 | 猛禽類

0 Comments
前回紹介したイヌワシを初めて見てから、早いものでもう5年にもなる。
ここの個体はある程度人間に順化しているように見受けられるので、
ちょっとの工夫でかなりいろんな顔が見られてとても面白い。

個人的に種としてのイヌワシについて語れるほどの観察経験なんてない。
なにしろ今まで見たことのある個体数なんて10羽ちょいだし(汗)
でもここの個体に関してなら多少わかる。毎月、たまに毎週見てた時もあったしね。
でも、毎日じゃない。
だからわかると言ってもそれくらいというニュアンスです。

そんな積み重ねの中から今回はハンティング行動について紹介します。

今まで観察したここの個体達の主なハンティング行動の初動は以下に分けられます。

1.止まり場から探餌
2.上空からハンギングして探餌
3.斜面や上空を飛翔しながら探餌
4.2と3をあわせて行なう探餌
5.つがい間でのコンビネーションハンティング

例外的に偶然獲物を見つけてハンティングを成功させた例と、地上を歩き回って探餌していた
というのを1回ずつ観察しました。

対象種はわかり得た範囲内で、ノウサギ、ヤマドリ、ノスリ、トビ、クマタカ、ハチクマ、ハシボソガラス、
オオタカorハヤブサで、樹冠付近をかっさらうようにハンティングをして失敗した例も2例観察しました。
これはリスやヘビ等が対象だったように思いましたが、距離が遠くて判断できませんでした。
また急降下後に見えなくなることが多い為、対象不明のハンティングも数多く観察しています。

止まり場からのハンティングは平均1km程先の対象に向かって急降下することが多かったです。
また、上記の樹冠へのハンティングのうち1例は、
止まり木からハンティングを行なった場所まで約2.6km離れていました。

イヌワシ♂
ハンギングする♂ 2008年7月

空中の一点に停空して、主に下方を注視して探餌しています。
上記2番に該当する行動です。

イヌワシ♂
急降下する♂ 2010年4月

上記4番から、ハンティングへ写った写真です。この時の対象はヤマドリでした(失敗)。
今までの観察だと大体このように脚を出しながら獲物に接近していく事が多かったです。

イヌワシ♀
対象を見つけて飛び立つ♀ 2011年8月

この時はハチクマに対して飛び出していきました。
この個体(♀)は鳥好きらしく、大型猛禽類へのハンティング行動をよく見ます。
動き的には上記1番に該当する行動ですね。

イヌワシ♂
ノウサギの子供を捕らえた♂ 2008年7月

ハンギング→降下を繰り返して行い最後は急降下、ザッという音と共に林床へ飛び込んだと思ったら、
ちょっとして脚にノウサギの子供と草を一緒に掴んで飛び出してきました。
獲物が小さかったからなのか、空中で食してしまい、その後も探餌を続けていました。

イヌワシ♂
ノウサギを食べる♂ 2009年12月

この結果から、この時は数時間掛けてこのノウサギを狙っていたようです。
午前中から執拗に同じ場所を探餌して、夕方食べている所に遭遇しました。

こんな行動観察ができているので、ますますイヌワシの魅力に取り付かれて行きます(笑)
今後もナチュラルなワシの動きを見られるように努力する次第です。
ちなみに今回の記事で対象としたイヌワシは4個体です。
ですので、あくまでその個体においての動きということで理解の程お願いします。

それと、これからどんな行動が見れるのかますます楽しみです。

個体識別からわかること その1。

09 10, 2011 | 大型カモメ

0 Comments
大型カモメ類を長年観察しているとその個体によっての個性的な形や模様、
また同じ地域で越冬することや、さらに細かい好きな場所などの条件から
個体識別ができる個体が意外と多いことに気が付く。

ただ、なじみのない人には当然疑問を持つ人が多いし、その手の質問をよく受ける。

その疑問もわからなくはないけど、同じように個体識別ができている鳥仲間にこの話をすると、
大体、「そうとしか思えない」と言うような答えが異口同音に返ってくるから興味深い。

もちろん、渡来数自体が少ないカナダカモメ等の種類の方が個体識別はしやすいし、
さらにこれは同一個体だ!と第三者に言い切るのに至るまでには、
写真等で模様の位置や体の作りなどを、細心の注意を払って確認した後のこと。

今まで個体間違いをやらかしたことが度々あるので、今後もその辺は慎重に行きたい所ですね。

そんな個体識別のメリットとしては、渡来年数や越冬地での行動範囲、
初認や終認等の記録、加齢に伴う模様の変化等、様々なことが挙げられる。

また幼鳥から何年も渡来が続く個体に関しては、今まで一般的に言われてきた、
模様による年齢識別を再考することもでき、とても参考になる。

そんな個体識別の前提の上で、今回扱うのはコチラの種。

モンゴルセグロカモメ
2004年12月 モンゴルセグロカモメ

この個体は2004年の12月下旬で道南に観察したモンゴルセグロカモメ成鳥。
左は登別での観察で、右はなんと2日後に噴火湾を挟んだ対岸、旧砂原町(現森町)にて。
離れた場所で同じ個体を発見してとても驚いた記憶が懐かしい。

冬の道南での優先種はオオセグロカモメで、この手の色をしたカモメ自体そう多くはない。
セグロカモメ類の場合、渡島半島の噴火湾側、しかも結構南にいかないと個体数自体が
増えてこないという中で、太平洋側でのモンゴルセグロカモメというのはとても目立っていた。

しかもこの個体は種としてわかりやすい体型に模様、それでいて脚や左翼の角度等、
個体としての癖も多かった事が功を奏し、検証前から直感的に同一っぽい!
と兄弟二人で盛り上がったことを覚えている。


モンゴル図
地図

観察地の位置関係は上の図の通りで、直線距離で57.6km程離れていた。
ただ、偶発的な観察でわかり得るのはこの程度で、この移動が南下なのか、
日常の行動範囲なのかが気になるところ。

さらに面白かったのが翌2005年の12月下旬に旧砂原町の同所で同一である、
この個体を発見したこと。

モンゴルセグロカモメ
2004年と2005年の比較写真。

当たり前だけど、斑の質や量、翼のパターンさらに脚や翼の癖まで一緒に見える。

この個体は少なくともこの2シーズンに関して、12月下旬に同所の砂浜で確認された。
これはこの個体にとってこの付近は通過地もしくは越冬地として利用する重要な環境
だと考えられる。かなり地道だけど、そういった発見をしたときの喜びは大きい。

種類や年齢の識別でさえややこしいとされる大型カモメ類。
さらに個体識別まで始めてしまうとその奥深さからますます抜けられなくなる。

まあこちらとしては楽しくてしょうがないんだけども。

衝撃的で超劇的!

09 06, 2011 | シギ・チドリ

0 Comments
100mくらい先にハマシギの小群が飛んで来て降りた。
中にはトウネンも混ざってたので、ヨロネンでもいないか?と思って双眼鏡を覗く。

1羽、嘴が長めに見える個体がいる。

「これは怪しいな!」

そう思って近寄って行く。幸い逃げそうな気配がない。
20m程まで寄って、再び双眼鏡を覗く。

ヨロ…!?じゃない!!!!!!?!!

長めな嘴とは裏腹に初列が短めな印象から来る寸詰まり感。

これってヒメハマじゃねえの?
ヒメハマだよね?ヒメハマじゃん!!!

と思った。さらに近づいてとりあえず証拠写真を撮る。
ヒメハマの冬羽なんて見た事ないし、ましてやヒメハマ自体も見た事がない。
ただ、目の前のその鳥が異彩を放っていたことは確か。

ヒメハマシギ

ヨロネンでもハマシギでもない。ヒメハマってこんなに小さいんだ、と思った。

ヒメハマシギ

ハマシギと比べると一目瞭然。特徴的な初列の短さもこの写真からよくわかる。

ただ、見つけたのがラインセンサスの途中だったのであまり観察時間を避けず残念。
でもまあ、証拠も撮れたし、短かったけど濃い観察ができたのは良かった。

その後、トウネンとハマシギを含んだその小群は飛び去ち、行方不明に。

ヒメハマシギ

帰ってから写真を見てみると特徴である水掻きまでしっかりと写っていた。

ヒメハマシギ

短時間だったけど、とても嬉しい出会いだった。また見たいなあ。


2006年12月 愛知県。

オオタカ幼鳥へのアプローチ。

09 05, 2011 | 猛禽類

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鳥見を始めて10数年経っても、新発見や新知見は沢山あるもので、
ただ、多くはその種類に対してのものだったりするのだけど、
観察方法を根本から見直せるような斬新なコトに出会うことは少ないような気がする。

本州に来て、いろんな人に出会って、ただ「見る」だけじゃ到底かなわない、
いろんな事や手法を知り得たのは、見続けてよかったなぁと思える瞬間でもあって…。

もちろん、観察を繰り返すことによって得られる地道な経験は大事なんだけども、
それを凌駕するっていうんだろうか・・、まぁ生き物は深いよね、色々と。

最近よく思うのは鳥の見方にも上手い下手があるということ。
昔(例えば鳥見歴数十年)から鳥見をしている人というのは、
これが自然と身についてる気がする。観察力、洞察力から来る経験の賜物なんでしょうね。

まあ、何を持って上手下手というのはいろんな基準があるんだろうけど、
ここで言うのは「素」の表情を見れるか見れないか、どれだけ近くで見れるか見れないか。
そんな所。基準はヒトではなく鳥の表情や行動内容からの裏づけですね。

そのうちの一つがワシタカの観察方法。これはかなり衝撃的だった。
今まで知っていた色々な根底を覆された感じ。まさに無知の知 like a ソクラテス!

この方法は歴史豊かな鷹匠術を野外観察に応用するというもの。
繊細な猛禽類との信頼関係を作る「匠」の技があったからこそ成り立つ技術。

未熟ながら、教わったコトを試して、初めて上手く行った時のお話が今回のオオタカのお話です。

お腹がすいているオオタカを見つけたので、狩りをしてもらえるように配慮して観察し、
隙を突いて撮影した。と言うのうが大雑把な流れなのですが、下手くそ故に幾度となく失敗してきました。

オオタカ
鉄塔から探餌するオオタカ。

あからさまに探餌するオオタカを見つけたので、その場しのぎの撮影を我慢して、
次の行動をしてもらえるような観察方法を心がけました。

当然、技術力が低い自分の事ですから向こうにはバレバレだったと思います。
でもハンティングに行ってくれました!そして見事成功。

ドバトを捕まえて食べ始めました。
位置をさりげなく確認して、次は撮影の付箋をいくつか貼りました。

そして、その付箋を回収すべくいざ撮影です。

オオタカ
結果。

ご覧のとおり、20m程まで寄る事ができました!

やったー自分にも出来た!と感激。
ただ、相手がお腹をすかしている幼鳥だったというような条件的な運が
結果をだいぶ左右しているような気もしましたが、
この場面に偶然遭遇して撮れた訳じゃない嬉しさったらなかったです。

その後、付近の川原に住むホームレスに殺されそうになったというエピソードもあるのですが、
それは置いといて…。

夕焼け。
夕焼け。

色々な事があった日でしたが、とても糧になる経験が出来たことは間違いないでしょう。
この過程を経ての結果が今後に繋がった嬉しさを未だに忘れられません。

2008年12月 愛知県。

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